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生活習慣病 Part 7 ストレス - vol.93 -

ストレスは病気に大きく関与しています
私たちは社会的・経済的・肉体的にストレスの種は無限に持っていますが、上手にストレスをかわすことができれば健やかに暮らすことができるでしょう。
   
現代人がかかる病気のほとんどに大なり小なりストレスが関与していると言われています。肉体と精神が表裏一体となって人間を作っているのですからこれは当然でしょう。
ストレスからくる代表的な病気は、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、喘息、高血圧、心筋梗塞、狭心症などが挙げられます。


  
 
ストレスのない社会などない
いかにストレスにうまく対応し、ストレスを溜め込まないような生活を送れるかが健康を守る重要なポイントの一つです。しかし、ストレス解消と称して悪い習慣を身に付けている人も多くいます。タバコやアルコール、甘い物のドカ食いなどがその代表でしょう。
酒を飲んでストレスをいくらか解消できても、深酒をして肝臓を悪くしてしまっては何の意味もありません。自分で「命を縮めてでもストレス解消のためにやめられない」と割り切っている方は仕方ないにしろ、健康に意識したい方に言っておきます。「ストレス解消のための喫煙・お酒・甘い物のドカ食いは一時のストレス解消にはなるでしょうが、反面、悪い習慣に染まっていることは忘れないでください。」
   
ストレスから悪い習慣を生んでいることが多い社会です。何とかしなければなりませんがストレスの原因の多くは、自分一人の力では取り除けないことも多いのです。しかし世の中どこへ行ってもストレスのない社会などありません。結局は、自分でうまく対処することを考えるしかないのです。




よくないストレスと、よいストレスがある
ストレスを悪者扱いばかりしているのも考えものです。ストレスの中にはよくないストレスとよいストレスがあります。よくないストレスはおわかりでしょうが、よいストレスとは人間を明るく生きさせるよいストレスなのです。簡単に言えば、ある程度の刺激というのは人間必要なものです。刺激が強すぎるとまいってしまいますが、気持ちがピシッと引き締まるくらいの刺激があると何をするのでも好都合です。
ストレスも自分にとって役立つよいストレスととらえれば、ストレス解消のための悪い習慣をなくしていくことにつながります。