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生活習慣病 Part 8 家庭内での教育習慣 - vol.94 -

家庭で教育しないとよい習慣は身に付きません
いったん身に付いた悪い習慣を正すのは、なかなかの難事です。
  
 
小さいうちから悪い習慣を身に付けないようにするには限りがありますが、習慣は家庭の力がもっとも大きく影響します。
   
今の子供たちが中年になった頃には、日本の健康保険制度や医療制度がどうなっているかわかりません。そういった意味でもなるべく小さい時から、気付いた時から、知った時からよい生活習慣を身に付けさせるのは親の責任です。
   

自分が食事を作るのが面倒だからとインスタント食品ばかり与えるとか、やたらと甘やかして食べたいものだけ食べさせてしまう、欲しがるままに与えるなど、そのときはよくても将来よい習慣を身に付けさせてくれなかったと子供から恨まれるかもしれません。



   
健康教育は親の責任
子供のうちによい習慣を身に付けさせる。それにはただ言葉で注意するだけではダメです。子供は親を見て育ち大きくなるのですから、親が見本となるために親の行動をまず改めなければなりません。
   

健康教育は親の責任というと難しそうですが、ごく常識的、基本的なことをきちんとするということだけのことです。たとえば、外から帰ってきたら靴を揃えるとか、うがいをしたり、手を洗うというレベルのことです。ただ、子供によい習慣を身に付けさせるためには、お父さん・お母さん自身もそうしなければいけませんから、そこが一番難しいかもしれません。
  
 
生活習慣は、親から子にうつり、子から孫にうつっていきます。親がよい手本となりよい習慣を教えてあげてください。