適切な治療を受けて頂くためには - vol.70 -
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適切な治療を受けて頂くために是非理解して頂きたいことがあります。
レントゲン撮影の必要性
診査や治療の相談を望まれて来院されたにもかかわらず、ただ嫌いなだけという理由でレントゲン撮影を拒否される場合があります。
歯や骨の状態を診査するには視診・触診の他にレントゲン診査は欠かせませんので、正当な理由もない場合に拒否されると正直明確な診査・診断ができないことがほとんどです。
どうしてレントゲン撮影が必要か? こんな例が…
症状もなく見た目はそれほど深くないむし歯に見えていても、レントゲン診査で確認すると神経の近くまで進行している場合もあります。
このような場合はレントゲン写真がなければ適切な診断ができません。
もし見た目だけの判断で治療法を提示していたらどうでしょう。むし歯を削って中を確認したら、最初に提示した治療法と違った治療法を行わなければならなくなるかもしれません。
病状を把握するためにも治療法を提案するためにもレントゲン診査は重要なのです。
また骨の状態を診査する場合もレントゲン診査を多用しますが、これも大切な診査です。
見た目は大丈夫でグラグラしない歯でも、一部の骨が無い場合もあります。このような状態を把握するにはやはりレントゲン診査は大切になります。歯周ポケットを診査するプローブ診査でもある程度の把握はできますが、詳細はレントゲン診査が必要になります。
投薬について
投薬の必要性があるにもかかわらず、頑なに投薬を拒否される方がいます。
妊娠中・薬に対するアレルギー・他の薬との重複などの理由ならわかりますが、ただ飲みたくないだけの理由で拒否されると、治療が成立しなくなってしまいます。このような場合無理に投薬はしませんが、症状が軽減しなかったり・治癒しない場合は医療者として責任を持てませんのでそのことを理解した上で検討して頂きたいものです。
治療法の最終決断は患者さん自身が…
治療すべてを歯科医師に丸投げしないことです。
納得して適切な治療を受けるには、治療前の計画がとても重要になります。治療計画は患歯だけでなく口腔内全体を含めいろいろな角度から考察し、それぞれ治療法の特長やその利点欠点を正しく把握し、治療法の選択や決断には患者さんが最終的に責任を持って望まなければなりません。
「考えてもわからないから…」「先生がいいように治療して下さい」と丸投げする患者さんもおられますが、正直丸投げされても困ります。
専門的なことを詳細に理解して下さいと無理なことはお願いしませんが、治療法や被せ物などの種類には各々特長があり、利点欠点もあります。自分の身体を治療するわけですから一緒になって考え、しっかり向き合って頂きたいと思います。
ネット情報をすべて鵜呑みにしない
現在情報化社会ではネットで調べられることばかりですが、ネット情報を信じ切って自分と同じ状況と思い込み間違った解釈で誤った判断をされる場合はとても危険な行為です。
ネット情報は信じ、診察した人の意見には耳を傾けず、自己判断だけで思い込みが勝る方は、もう少し広い視野で判断されると適切な治療が受けられると思います。
ネット情報はあくまで参考としてとらえ、本来は実際の口腔内や歯の状態を診察しトータル的なことを分析して見なければ決してわかるものではありません。
適切な治療を受けて頂くためには、適切な診査そして診断、治療法への理解、患者さんの協力がなければ適切で最適な治療は成立しないのです。
レントゲン撮影の必要性
診査や治療の相談を望まれて来院されたにもかかわらず、ただ嫌いなだけという理由でレントゲン撮影を拒否される場合があります。
歯や骨の状態を診査するには視診・触診の他にレントゲン診査は欠かせませんので、正当な理由もない場合に拒否されると正直明確な診査・診断ができないことがほとんどです。
どうしてレントゲン撮影が必要か? こんな例が…
症状もなく見た目はそれほど深くないむし歯に見えていても、レントゲン診査で確認すると神経の近くまで進行している場合もあります。
このような場合はレントゲン写真がなければ適切な診断ができません。
もし見た目だけの判断で治療法を提示していたらどうでしょう。むし歯を削って中を確認したら、最初に提示した治療法と違った治療法を行わなければならなくなるかもしれません。
病状を把握するためにも治療法を提案するためにもレントゲン診査は重要なのです。
また骨の状態を診査する場合もレントゲン診査を多用しますが、これも大切な診査です。
見た目は大丈夫でグラグラしない歯でも、一部の骨が無い場合もあります。このような状態を把握するにはやはりレントゲン診査は大切になります。歯周ポケットを診査するプローブ診査でもある程度の把握はできますが、詳細はレントゲン診査が必要になります。
投薬について
投薬の必要性があるにもかかわらず、頑なに投薬を拒否される方がいます。
妊娠中・薬に対するアレルギー・他の薬との重複などの理由ならわかりますが、ただ飲みたくないだけの理由で拒否されると、治療が成立しなくなってしまいます。このような場合無理に投薬はしませんが、症状が軽減しなかったり・治癒しない場合は医療者として責任を持てませんのでそのことを理解した上で検討して頂きたいものです。
治療法の最終決断は患者さん自身が…
治療すべてを歯科医師に丸投げしないことです。
納得して適切な治療を受けるには、治療前の計画がとても重要になります。治療計画は患歯だけでなく口腔内全体を含めいろいろな角度から考察し、それぞれ治療法の特長やその利点欠点を正しく把握し、治療法の選択や決断には患者さんが最終的に責任を持って望まなければなりません。
「考えてもわからないから…」「先生がいいように治療して下さい」と丸投げする患者さんもおられますが、正直丸投げされても困ります。
専門的なことを詳細に理解して下さいと無理なことはお願いしませんが、治療法や被せ物などの種類には各々特長があり、利点欠点もあります。自分の身体を治療するわけですから一緒になって考え、しっかり向き合って頂きたいと思います。
ネット情報をすべて鵜呑みにしない
現在情報化社会ではネットで調べられることばかりですが、ネット情報を信じ切って自分と同じ状況と思い込み間違った解釈で誤った判断をされる場合はとても危険な行為です。
ネット情報は信じ、診察した人の意見には耳を傾けず、自己判断だけで思い込みが勝る方は、もう少し広い視野で判断されると適切な治療が受けられると思います。
ネット情報はあくまで参考としてとらえ、本来は実際の口腔内や歯の状態を診察しトータル的なことを分析して見なければ決してわかるものではありません。
適切な治療を受けて頂くためには、適切な診査そして診断、治療法への理解、患者さんの協力がなければ適切で最適な治療は成立しないのです。
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