歯根破折歯の救済法 - vol.62 -
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歯の根(歯根)が割れることを「歯根破折」と言いますが、この歯根破折は成人の抜歯率の上位を占めます。
稀に神経を除去していない歯にも起こりますが、多くは神経を除去した歯に起こります。
現時点で歯根破折した歯の保存は難しく、そのほとんどが抜歯対象になっています。当医院でも以前は抜歯を選択していましたが、現在は可能であれば破折歯の保存治療を行っています。
口腔内接着法
歯の内部に限局した初期段階の破折(ヒビ)に適し、マイクロスコープ下にてヒビの部分を削り取り、強力な接着剤にてヒビの修復を行います。
口腔外接着法(口腔外接着再植法)
一度歯を抜いて口腔外で接着修復し、元に戻す方法です。
マイクロスコープ下で炎症のある部分や汚れている部分をきれいに取り除き、割れた部分を接着し元の場所に戻すことで、もう一度機能回復できるようにします。
以前は歯根破折のほとんどが抜歯対象になっていましたが、現在の接着修復法で成功率が非常に高い治療法になりました。しかし全ての歯が救えるわけではありません。
歯根破折を起こし長期に渡り放置状態で歯質が脆弱していたり、破折部にむし歯ができていたり、炎症がひどく骨の欠損が著しかったりと条件が悪い場合は対象にはなりません。
もちろんスムーズに抜歯が行なえない場合は対象外になりますが、たとえ抜歯できたとしても予想以上に歯根や周囲組織にダメージがある場合は対象にならない場合もあります。
破折歯は抜歯に踏み切る前に保存が可能かどうか検討してみてはいかがでしょうか。必ずしも全ての歯が救済できるわけではありませんが、接着により助けられる歯も数多くあります。
現在は破折歯の再生療法はかなり進歩しています。
稀に神経を除去していない歯にも起こりますが、多くは神経を除去した歯に起こります。
現時点で歯根破折した歯の保存は難しく、そのほとんどが抜歯対象になっています。当医院でも以前は抜歯を選択していましたが、現在は可能であれば破折歯の保存治療を行っています。
口腔内接着法
歯の内部に限局した初期段階の破折(ヒビ)に適し、マイクロスコープ下にてヒビの部分を削り取り、強力な接着剤にてヒビの修復を行います。
口腔外接着法(口腔外接着再植法)
一度歯を抜いて口腔外で接着修復し、元に戻す方法です。
マイクロスコープ下で炎症のある部分や汚れている部分をきれいに取り除き、割れた部分を接着し元の場所に戻すことで、もう一度機能回復できるようにします。
以前は歯根破折のほとんどが抜歯対象になっていましたが、現在の接着修復法で成功率が非常に高い治療法になりました。しかし全ての歯が救えるわけではありません。
歯根破折を起こし長期に渡り放置状態で歯質が脆弱していたり、破折部にむし歯ができていたり、炎症がひどく骨の欠損が著しかったりと条件が悪い場合は対象にはなりません。
もちろんスムーズに抜歯が行なえない場合は対象外になりますが、たとえ抜歯できたとしても予想以上に歯根や周囲組織にダメージがある場合は対象にならない場合もあります。
破折歯は抜歯に踏み切る前に保存が可能かどうか検討してみてはいかがでしょうか。必ずしも全ての歯が救済できるわけではありませんが、接着により助けられる歯も数多くあります。
現在は破折歯の再生療法はかなり進歩しています。
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