TCH について - vol.37 -
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TCH とは、Tooth Contacting Habit の略で上下の歯を持続的に接触させる歯列接触癖のことです。
最近、歯列接触癖のある患者さんが多く、先日ビートたけしの「みんなの家庭の医学」でも紹介されましたのでここで少し取り上げてみたいと思います。
食事や会話の時に瞬間的に上下の歯が接触しますが、基本的に何もしていないときには唇の上下が触れて閉じていても、上下の歯は接触していません。
しかしそれ以外で歯を持続して接触させていると、強く噛んでいなくてもその間筋肉は働き続けることになります。その結果筋肉の疲労・緊張、顎関節の負担が増え、筋肉のこわばり・顎関節の痛みや疲労感・歯の違和感・肩凝りなどの原因になります。
1日の歯の接触時間をトータルしても20分程だと言われていますので、それ以上歯を接触させる時間が長ければ長いほど歯・歯周組織・顎関節・筋肉等に負担が掛かることになります。
このような現象は、考え事をしているとき、テレビを見ているとき、本・新聞を読んでいるとき、パソコンをしているときなどに起こりやすいようで、私が思うに姿勢が少し前かがみの状態になっているときに接触癖が出やすい人が多いように思います。そして多くの患者さんは歯が触れていたり噛んでいることで気持ちが落ち着いたり、安心感を得ているようです。
【対策法】
多くの患者さんは、知らず知らずのうちに歯を接触させているため自覚がないことが多いようです。まずは日頃の自分の癖を知ることが大切です。
そして、歯を接触させていることに気付いたら「これは自分の悪い癖だ」と思って、必要以上に噛み合わせをしないように意識することから始めましょう。
他に、目につく場所にシールや付箋など目印になるものを貼っておき、それを見たら歯を接触させていないかを確認し、接触しているようであれば接触させないように習慣付けることで少しずつ改善できれば症状が治まるのが大半です。
接触癖というのは、自分が気付いていない場合が多く、また気付いていたとしても特に意識せずに行っている場合もあり、一般に口腔器官に悪影響を及ぼしていることも知らないことでしょう。しかし、知らず知らずのうちに負担を与えてしまう行為ですが、習慣を見直し対策することで、改善できるものでもあります。
最近、歯列接触癖のある患者さんが多く、先日ビートたけしの「みんなの家庭の医学」でも紹介されましたのでここで少し取り上げてみたいと思います。
食事や会話の時に瞬間的に上下の歯が接触しますが、基本的に何もしていないときには唇の上下が触れて閉じていても、上下の歯は接触していません。
しかしそれ以外で歯を持続して接触させていると、強く噛んでいなくてもその間筋肉は働き続けることになります。その結果筋肉の疲労・緊張、顎関節の負担が増え、筋肉のこわばり・顎関節の痛みや疲労感・歯の違和感・肩凝りなどの原因になります。
1日の歯の接触時間をトータルしても20分程だと言われていますので、それ以上歯を接触させる時間が長ければ長いほど歯・歯周組織・顎関節・筋肉等に負担が掛かることになります。
このような現象は、考え事をしているとき、テレビを見ているとき、本・新聞を読んでいるとき、パソコンをしているときなどに起こりやすいようで、私が思うに姿勢が少し前かがみの状態になっているときに接触癖が出やすい人が多いように思います。そして多くの患者さんは歯が触れていたり噛んでいることで気持ちが落ち着いたり、安心感を得ているようです。
【対策法】
多くの患者さんは、知らず知らずのうちに歯を接触させているため自覚がないことが多いようです。まずは日頃の自分の癖を知ることが大切です。
そして、歯を接触させていることに気付いたら「これは自分の悪い癖だ」と思って、必要以上に噛み合わせをしないように意識することから始めましょう。
他に、目につく場所にシールや付箋など目印になるものを貼っておき、それを見たら歯を接触させていないかを確認し、接触しているようであれば接触させないように習慣付けることで少しずつ改善できれば症状が治まるのが大半です。
接触癖というのは、自分が気付いていない場合が多く、また気付いていたとしても特に意識せずに行っている場合もあり、一般に口腔器官に悪影響を及ぼしていることも知らないことでしょう。しかし、知らず知らずのうちに負担を与えてしまう行為ですが、習慣を見直し対策することで、改善できるものでもあります。
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