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完璧な治療などない - vol.13 -

どんなに名医であっても、どんなに良い治療をしても完璧な治療などありません。なぜなら天然の歯(本来の自分の歯)を何らかの形(むし歯・歯周病)で抜いてしまったり、削ってしまえば、元あった天然の歯で置き換えることができないからです。

一度削った歯・神経を除去した歯・人工材料(セラミック・金属・樹脂)で修復した歯は、処置方法・予防方法の違いで、天然の歯には劣りますが、勝るとも劣らないほどの状態を保つことができます。

しかし治療をいい加減なものにしていたらどうでしょう。たちまち悪くなるか、時間の経過とともに知らず知らずのうちに悪化してしまうでしょう。

完璧は望めないにしろ、より完璧に近い処置を心掛けることにより、よい環境を保てると考えています。