トップページ > 救済治療・再生療法 > 歯髄(歯の神経)温存・暫 … > vol.47 症例 5 …


歯髄(歯の神経)温存・暫間的間接覆髄法(IPC)・Doc’s Best Cement

症例 5 - vol.47 -

39歳 女性



「冷たいものやチョコレートを食べた時に歯がすごく痛くなりました。見た目にはわからないのですが、むし歯ですか? 昨日は少し温かいものを飲んだ時にも違和感を感じました。むし歯が深いと神経を取ると思うのですが、できるだけというかどうしても取りたくないのですが…」と来院されました。





遠心歯頸部に歯髄腔近くにまで及ぶむし歯(囲い)が確認できます。
症状と虫歯の進行具合から本来なら抜髄を選択するのが妥当でしょうが、患者さん強い希望で神経温存治療を試して症状が治まらないようなら神経の除去をすることとし、IPC法を行うことにしました。








開口量も少なく10分程度しか開口できないため、簡易防湿にてIPC法を行いました。
舌側より歯質を削合すると、大きなむし歯と齲窩にプラークが多く入り込んでいます。








むし歯の一部を残したまま齲窩を消毒後、水酸化カルシウム(カルビタール)を貼薬し、仮封します。







IPC直後