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歯髄(歯の神経)温存・暫間的間接覆髄法(IPC)・Doc’s Best Cement

症例 1 - vol.20 -

54歳 男性





他医院で昔に詰めたアマルガム充填です。






脱離して来院されました。
症状はないようですが、むし歯が深く広範囲に認められます。






レントゲン診査では歯髄に達するところまでむし歯が進行しています。
 (白く写っているのは齲窩と歯肉の間に残存しているアマルガム片です。)
通常であれば抜髄根管治療対象ですが、症状もなく根尖周囲にも病変が認められないため、ドックスベストセメントにて温存治療を試みることにしました。







齲窩を洗浄すると歯肉の一部が齲窩入り込んでいます。







齲窩に入り込んだ歯肉を除去し準備が整いました。







むし歯を残したままドックスベストセメントの粉末をコーパライトで浸透させます。







全体に浸透させました。







ドックスベストセメントを塗布しました。(その後コンポジットレジン充填)







ドックスベストセメントの上からコンポジットレジン充填を行なった後のレントゲン写真です。







6ヶ月後 症状もなく経過良好のようです。






1年後
経過良好です。
遠方(米国)より来院されているためこのまま様子を見ることになりました。