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重症歯周病の処置

症例 2 - vol.38 -

40歳 女性



「現在通院中の歯科医院にて全体を治療していましたが、奥歯は抜歯してインプラントを勧められました。できることなら自分の歯で持たせたいのですが…」と相談で来院されました。





一番奥の歯は遠心部に縁下カリエスがあり、骨も根尖近くまで吸収しているようです。
排膿が認められ、動揺もあります。
奥から2番目の歯は先日神経の除去を行ったそうです。分岐部に骨吸収を認めます。

歯槽骨の吸収と動揺具合から抜歯後 対合智歯の自家歯牙移植を考えましたが、先ず再植を試みことにしました。







再植に先立ち現在他歯科医院で根管治療中の環境を整えるためにExtrusionを行うことにしました。








Extrusion後固定 その後テンポラリ―クラウンを3ヶ月仮着 経過良好
再植前準備として補綴物除去を完了しました。

 



 




抜歯してみると縁下歯石が広範囲に付着しています。









縁下歯石の除去










根管治療&デブライドメント終了








再植直後
隣在する仮歯と固定








1ヶ月後
近心の骨が明瞭になってきました。








2ヶ月後
遠心の骨が回復傾向にあります。
第1大臼歯の分岐部の骨も回復傾向にあります。








3ヶ月後
骨が緻密化してきました。








6ヶ月後
遠心の骨が更に回復しています。
歯槽硬線も明瞭になってきました。








7ヶ月半後 テンポラリーを装着して1ヶ月
遠心部の骨が更に緻密化してきています。








11ヶ月後 
経過良好です。
第1大臼歯は、治療前に最終的にはトンネリング・セパレートも視野に入れていましたが、Extrusion後歯肉も骨も安定しているため、このままで補綴をすることになりました。
また手前の歯(第2小臼歯)には二次カリエスがあるため再治療を望まれました。








2年4ヶ月後 
3歯最終的なテンポラリーで1ヶ月ほど様子を見て最終補綴物を行う予定でしたが、患者さんの家庭の諸事情で1年以上テンポラリーのままでした。
再植した最後臼歯 第1大臼歯の分岐部も経過は良さそうです。








2年7ヶ月後
最終補綴物を装着しました。