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破折歯の接着再植法

症例 2 - vol.17 -

42歳 女性



「いつも奥歯に違和感があり、顎の下のリンパが時々重い感じがある。」と来院されました。



下顎第2大臼歯の歯根周囲を取り囲むように透過像が認められます。






歯根破折を疑い補綴物を除去すると、予想通り破折線を認めました。
患者さんは出来るだけの保存を望まれたため、外部接着再植法を行うことにしました。







再植前のレントゲン写真








抜歯してみると破折線と多くの不良肉芽が認められます。







破折線に沿って歯根を分離してみると根管内は汚染と腐敗臭があります。

 







根管内の汚染部の除去と歯根表面のデブライトメントを行いました。








分離した歯根を慎重に接着し、余剰セメントを除去しました。







再植直後
破折により広範囲に歯根膜のダメージがあったため、エムドゲインを塗布し定位置で固定しました。







2ヶ月半後
骨が回復傾向にあります。







4ヶ月半後
更に骨が回復し、消失していた歯槽硬線が見え始めました。
今後の経過はより一層注目です。







7ヶ月後(固定は除去してあります)
更なる骨の緻密化が確認できます。







9ヶ月後(テンポラリー装着2ヶ月後)
とくに問題なく経過しています。







1年後
最終補綴物(MCr)を装着しました。
治療前に存在した透過像の名残り(瘢痕化治癒)は認められますが、骨梁は明瞭です。







1年2ヶ月後(MCr装着2ヶ月)
経過良好です。







1年7ヶ月後(MCr装着7ヶ月)







2年後(MCr装着1年後)







3年10ヶ月後(MCr装着2年10ヶ月後)
順調に経過しています。