破折歯の接着再植法
症例 23 - vol.108 -
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54歳 女性
「6年前に歯茎から膿が出ていて歯医者に行ったら歯根破折と診断され、抜くしかないと言われました。その後自由診療専門の歯医者に相談しましたが、同じ診断だったためどうせダメになるならこのままでもいいと思い今まで放置していました。あるとき先生のHPを拝見してもしかして治る可能性があるかもしれないと知り、相談したて…」と来院されました。
患歯(矢印)の歯根破折は完全分離しています。
歯根周囲の歯根膜組織にダメージは無さそうですが、破折面の感染が長期間経過しているため、どうなっているでしょう。
2年後(歯根破折の診断を受けてから約8年後)
コロナ禍になり遠方からの来院が思うようにできなくなり、また他の部位の急性炎症処置を優先していたため現状放置になっていましたが、初診時とレントゲン上はさほど変化がなく、抜歯する前に少しでも保存できる可能性があるなら治療を受けたいと強く希望されたため、外部接着修復にて対応することにしました。
破折状態
根管治療 根管充填 接着修復 ファイバー補強 デブライドメントを行いました。
再植直後
5ヶ月半後
近心側の骨が回復してきました。
1年後
ビルドアップ テンポラリーを装着して3ヶ月後
近心側の骨が明瞭になってきました。
1年6ヶ月後
最終補綴物を装着しました。
「6年前に歯茎から膿が出ていて歯医者に行ったら歯根破折と診断され、抜くしかないと言われました。その後自由診療専門の歯医者に相談しましたが、同じ診断だったためどうせダメになるならこのままでもいいと思い今まで放置していました。あるとき先生のHPを拝見してもしかして治る可能性があるかもしれないと知り、相談したて…」と来院されました。
患歯(矢印)の歯根破折は完全分離しています。
歯根周囲の歯根膜組織にダメージは無さそうですが、破折面の感染が長期間経過しているため、どうなっているでしょう。
2年後(歯根破折の診断を受けてから約8年後)
コロナ禍になり遠方からの来院が思うようにできなくなり、また他の部位の急性炎症処置を優先していたため現状放置になっていましたが、初診時とレントゲン上はさほど変化がなく、抜歯する前に少しでも保存できる可能性があるなら治療を受けたいと強く希望されたため、外部接着修復にて対応することにしました。
破折状態
根管治療 根管充填 接着修復 ファイバー補強 デブライドメントを行いました。
再植直後
5ヶ月半後
近心側の骨が回復してきました。
1年後
ビルドアップ テンポラリーを装着して3ヶ月後
近心側の骨が明瞭になってきました。
1年6ヶ月後
最終補綴物を装着しました。
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