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その他

症例 2 - vol.43 -

28歳 女性  (骨回復)


「現在通院している歯科医院で、奥歯のむし歯治療と歯槽膿漏が始まっているので歯肉の手術を勧められました。むし歯治療は受けたいのですが歯肉の手術にはすごい抵抗があります。手術しないと治りませんか?」と来院されました。





口腔内診査すると歯肉に炎症があり、ジェントルプロービングで出血を認め、ポケット内にプローブを挿入していくと排膿が認められます。
歯と歯の間に食片がはさまりやすくフロスも引っかかって切れてしまうようです。
また問診情報から糖質の摂取量が多いのも気になります。
排膿が認められる部位(矢印 赤)  歯と歯の間の骨吸収(矢印 黄

現時点で骨吸収の原因は予測がつき、手術をしなくても骨回復及び現状維持は可能であることをお伝えすると、患者さんはむし歯が気になっているのでむし歯治療を先に行ない、歯周病治療は平行しながら行ないたいと希望されました。
ブラッシング指導・食事指導をしながら治療を勧めることにしました。




歯間部の空隙(下部固形空隙)のバランスが悪く、歯間ブラシでの清掃環境を整えるためにインレーの隣接を調整しモジュールにて歯牙移動を行ないました。




4ヶ月後
むし歯治療を済ませ、食事指導・ブラッシング指導に行なっています。
歯肉からの出血はなくなり、遠心部の排膿もほとんどありません。





1年5ヶ月後
定期的な診査を繰り返しながら食事指導・ブラッシング指導を行なうと、骨の回復も見られてきたため、この時点で麻酔下にて根面清掃(歯石除去・ルートプレーニング)を行ないました。




3年後
根面清掃後は著しく骨が回復し、良好な骨レベルを保ち始めました。




5年後





7年後




10年後
良好に経過しています。